令和4年第526回北谷町議会定例会が開かれた。会期は6月14日から24日までの11日間に決定される。議会では、これまでの議会活動についての報告がなされ、特に町長の行政報告が注目を集めた。
渡久地政志町長は、コロナ禍の影響への対応策や教育施策について詳細に語った。特に、米軍基地に関連する問題について、地域住民の安全確保に向けた取り組みを強調した。米軍人による道路交通法違反事件や外来機の飛来について、議員たちからの抗議決議が提出され、強い反発の声が上がった。
この議案では、発議第12号、米軍人による道路交通法違反事件への抗議決議が採決され、全会一致で可決した。また、同様に米軍嘉手納基地への軍用外来機の飛来に対する抗議決議も採決され、こちらも可決された。これに伴い、議員たちは関係機関に対し、更なる具体的な対策を求める意向を示した。
また、令和4年度北谷町一般会計補正予算が提案され、追加の予算として、新型コロナウイルス感染症による影響を受けた住民に対する給付金事業などが含まれている。特に子育て世帯対象の生活支援策は、町民からの支持を期待する施策として注目されている。
新たに管理者が指定される北谷町パークゴルフ場については、特定の運営団体が選定され、その選定過程にも議会の監視が強化される見込みだ。選定基準に基づく候補者の評価結果については、詳細が公開されていないが、今後の透明性が求められる。
議会では地域の安全や生活環境の改善を求める声が高まり、特に基地問題についての関心が強い。議員らは地域住民の意見をしっかりと訊き、今後の議論を深めていくことを誓った。