令和元年7月16日に北谷町議会の臨時会が開催され、さまざまな議案が議論された。特に注目を集めたのは、嘉手納基地内におけるPFOSなどの水質汚染に関する立入調査を求める決議と意見書の採択である。これらは、有機フッ素化合物の汚染が北谷町の水源に影響を及ぼしているとの懸念に基づいている。
照屋正治議員は、「嘉手納基地周辺から供給される水に対する懸念が高まっている」と指摘した。議会が発表した情報によれば、沖縄県企業局の調査で高濃度のPFOSが確認されたことが報告され、町民の健康と安全に対する影響が懸念されていることが強調された。
議案は各議員から支持を受け、最終的には満場一致で可決された。会議中、渡久地政志議員からは「県と自治体が責任を持って立入調査を実施すべき」との発言もあった。議員たちは、日米地位協定の改定を含め、対策の強化が求められるという立場で一致した。
また、北谷町防災システム整備工事請負契約についての議案も可決された。この契約は、災害時における情報伝達手段を強化し、町の防災対応を向上させることを目的としている。これにより、災害時には迅速に情報が伝達できる仕組みが整備される見込みである。