令和元年第491回北谷町議会の定例会が、令和元年9月25日午前10時より開かれた。議会では、一般質問が行われ、特に米軍人や外国人による事件・事故や、環境問題としてのPFOS・PFOAへの対応が主要な議題として挙げられた。
一般質問では、まず高安克成議員が米軍人や外国人の起こす事件・事故について質問し、町長の野国昌春氏が、本町では沖縄防衛局や関連機関と連携し、情報収集と対策を講じていることを強調した。「米軍人等による事件・事故については、沖縄防衛局からの情報提供や新聞報道等によって実態を把握しており、適宜、関係機関等に対し、事実確認や情報収集を行いながら、的確かつ速やかに対応しているところであります」と述べた。
続いて、PFOS・PFOAやプラスチックごみについて、新たな調査・対応の必要性が指摘された。佐久本盛正上下水道部長は、「水道水の安全性を明確にし、有機フッ素化合物について関係機関と連携して調査・対策を進めている」と報告した。
また、幼児教育無償化についても議論がなされた。町長は、無償化の対象者数やその影響について、特に事例を挙げて「今回の無償化により、利用者の支払いが逆に増える事例もある」と説明した。教育長の津嘉山信行氏は、「対象者にはおおむね満足のいく結果であると考えているが、周知徹底が必要です」と述べた。さらに、個人情報の収集についても質問があり、住民課長は「自衛隊による住民基本台帳の閲覧について、引き続き適切な管理が求められる」と答えた。
このほか、米軍住宅での動物管理や、教育関連の制度についても具体的な対策が示された。特に、学校現場における地域貢献や課題意識の共有が重要であるとの提起がなされた。議会の終了時には、再発防止策や地域の安全対策に向けた具体的な動きが期待されるとの意見もあった。5つの議題についての議論は、今後の施策に影響を与えることになる。