北谷町議会臨時会が令和6年1月16日に開かれ、重要な2つの議案が可決された。
一つ目は、北谷町手数料条例の一部改正である。この改正により、戸籍の広域交付と戸籍電子証明書提供用識別符号の制度が導入される。
新たに発行される手数料は、全国の自治体で統一されることが求められている。
また、戸籍証明書は本籍地以外でも請求できるようになり、手続きが大幅に簡素化される。
渡久地政志町長は、「改正により手数料が新たに定められ、利便性が向上する」と述べた。
質疑の中で、平田潤一郎議員は「これは便利になる制度か」と問うた。
仲村祐歌住民課長は「全国的にスタートする」と回答。
二つ目は、北谷中学校校舎改築に伴う防音工事である。
こちらは、老朽化した校舎の改築作業に合わせて行われ、請負契約金額は約2億円に達する。
工事内容は、除湿機器や換気設備を整備するもので、工期は令和7年1月31日までと定められた。
渡久地町長は「構造上の安全を確保する工事である」と強調した。
教育部長も詳細に工事内容を説明し、補助金に関する情報も提供された。
議案に対する討論はなく、どちらの議案も異議なく可決された。
議長の仲地泰夫氏は、閉会を宣言し、全日程を無事に終了させたことを報告した。