令和元年第493回北谷町議会定例会が開催され、重要な内容がいくつか協議された。
一般質問では、友利勉議員が道路行政と安全対策に関する一連の質問を行った。具体的には、「町道美浜14号線拡幅工事」の進捗状況や「町道安良波線」と「桑江浜川線」の街路灯の取替え状況について。道交法に基づく信号機設置状況なども取り上げられた。友利議員は「フィッシャリーナ地区のホテル開業前に14号線の拡幅工事を完了する必要がある」と強調し、早期対応を求めた。
防災・減災対策についても厳しい問いが続いた。友利議員は、先月の豪雨による白比川の氾濫の影響を受け、町長に被害状況の報告を求めた。野国昌春町長は、「浸水被害が数件発生し、緊急対応を行った」と述べ、今後の対策として「白比川改修計画を早急に推進する」よう県に要請した旨の報告があった。
さらには、公共施設の街灯や青色防犯灯の修繕状況も指摘され、明るい街づくりに向けた改善策が求められた。根間朝弘建設経済部長は、「修繕工事を段階的に進めている」と言及し、全体的な整備状況を把握しているとの報告がなされた。
また、文化財の火災対策についても質問が集まり、現状ではスプリンクラーが設置されていないことが明らかとなった。教育次長は、「適切な火災対策を講じる必要がある」として、近隣市町の状況を参考にしながら今後の対策を進める意向を示した。
最後に、参加者の一人である玉那覇淑子議員は、外部環境に依存しない自助・共助の精神を養うためには、地域住民の防災意識を高めることが不可欠であると発言。全員賛成のもとで、各種防災研修やご当地の特産品を通じた地域間交流を強化することを提案した。