令和4年の第528回北谷町議会定例会が、10月17日に開催された。 この会議では、町民の健康を脅かす有機フッ素化合物(PFAS)の水質汚染問題に関して多くの議員が取り上げた。
仲宗根由美議員は、このPFAS汚染についての質問を行った。具体的には、米国環境保護庁(EPA)が示した新たな飲料水基準により、検出された水質の危険性を町民に周知する必要があると強調した。
彼女は、ブイサイトや広報媒体を通じて情報を伝達し、町民の健康を守るために必要な対策を提案し続ける姿勢を示した。また、保育施設においてPFASを含む水が使用されている現状も指摘し、保護者の健康と子どもたちの安全を第一に考えるべきだとの見解を示した。
渡久地政志町長は、PFASの検出とその影響について、現段階では情報が限られているとしたが、住民への情報提供の重要性を訴えた。飲料水の安全性確保へ向け、調査と対策を継続する姿勢を表明したが、具体的な行動については保留となった。
仲栄真惠美子議員も、PFASの健康影響について懸念を表明し、この問題に関する行政の姿勢や対策を要請した。彼女は特に町民に対する健康調査の必要性や、国が定めた基準との整合性について熱心に議論した。
また、北前区内での環境改善に関する質問もあり、住民からの要望に基づく進捗状況について、構成員の意見を反映しながら改善策の実施に向けた姿勢を示すことが求められた。