令和5年3月3日、北谷町議会が令和531回定例会を開催した。主な議題としては、情報通信技術を活用した行政の推進や避難行動要支援者名簿に関する条例の制定が挙げられた。
今回の会議では、特に情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例(議案第1号)が注目を集めた。渡久地政志町長は、デジタル化の促進を図るため、オンライン手続きの導入を強調した。具体的には、書面で行われていた行政手続きが、今後は電子情報処理組織を利用してオンラインで実施可能になると説明した。
新垣千秋議員が、町民がどのようなサービスを享受できるのか具体的に質問したところ、渡名喜俊介情報政策課長は、「これまで役場窓口で行っていた申請がオンラインで可能になる」と回答。さらに、令和4年度内に子育てや介護関係の28手続きをオンラインで申請できるようにするとの見通しを示した。
また、避難行動要支援者名簿及び個別避難計画に関する条例の制定(議案第2号)も話題に上がった。渡久地町長は、過去の災害を踏まえた高齢者や障がい者の避難支援の重要性訴え、名簿の活用・提供が必要であるとした。