令和2年12月8日に行われた北谷町議会第508回定例会では、さまざまな議案が審議され、町長からの行政報告も行われた。
まず、野国昌春町長は9月から11月の主な日程について報告した。この間には、プレミアム商品券のプレスリリースや沖縄防衛局への住宅防音工事助成措置の要請等が行われている。
令和2年12月17日までの会期が決定されると、日程の中に含まれる複数の条例案が審議された。特に議案第62号、延滞金の見直し条例については、法改正を理由に更新された。
岸本満総務部長は「この改正は延滞金の算定基準に影響を与えるもの」と強調し、説明を行った。議案第63号の職員の勤務時間や休暇に関する条例も議論されたのち、可決された。
また、補正予算案もいくつか提出され、その中でも新型コロナウイルス感染症に関する施策が目立った。例えば、議案第67号では、一般会計補正予算が設定され、歳入において町税の減少が見込まれている。特に、法人税や固定資産税についての減額が触れられた。
「新型コロナウイルスの影響で多くの町民が納税に悩んでいる」との認識の下、税務課長は進捗を報告し、必要に応じた補正予算案を今後も準備する意向を示した。さらに、教育委員会の報告も注目され、津嘉山信行教育長が教育施策の進捗状況について詳述した。