令和元年8月26日、北谷町議会臨時会が開催された。この会議で、米軍人による飲酒絡みの事件に対する抗議決議と意見書が可決された。
特に、照屋正治議員(北谷町議会)は、米軍人による飲酒関連の事件が今年8月に発生したことについて、強い懸念を表明した。8月には、窃盗、暴行、飲酒運転などの事件が相次いで発生し、再発防止のための強い対策が求められている。照屋議員は、日米政府に対して、綱紀を正し、再発防止、教育の徹底を求めてきたが、結果が伴っていないと強調した。
また、米軍人による飲酒絡みの事件についての抗議決議は、強い怒りを持って提出された。協議の結果、リバティー制度の機能強化や被害者への謝罪、完全補償が要求された。これによって町民の安全と安心を守る立場から厳重に抗議し、必要な対策を求める決議となった。
次に取り上げられたのは、垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイの飛来に対する抗議決議だ。照屋正治議員によると、オスプレイは今年7月以降、嘉手納基地への飛来が相次いでおり、その騒音や安全性についての懸念が広がっている。特に、事故発生率の高さが指摘され、町民の安全を守るために飛来を禁止するよう強く求められた。
議案として、令和元年度美浜地区における電線共同溝整備工事の請負契約や中層型浮漁礁回収・設置工事についても審議された。これらは沖縄の景観や地元経済の活性化に寄与するための重要な工事であり、賛成多数で可決された。特に電線の地中化については、防災や景観の向上に寄与すると期待されている。
北玉小学校と北玉幼稚園の屋根瓦改修工事についての議案も承認され、老朽化した屋根瓦の補修が進められる。また、桑江中学校の空調機機能復旧工事も決議され、快適な教育環境の維持が図られることとなった。
最後に、教育環境を充実させるため、町立小中学校の無線LANアクセスポイント及び校務用PCの購買計画が可決された。今回の議会では、必要な教育インフラの整備が実施され、今後の教育環境の改善に向け、期待が寄せられている。