令和6年第542回北谷町議会定例会が3月25日に行われ、主に保育行政、障がい児保育、教職員の働き方改革など多岐にわたるテーマが議論された。
まず、玉那覇淑子議員は保育行政に関する一般質問を行った。現在の保育士配置基準に関して、政府が発表した処遇改善策が本町で有効かどうか問うた。渡久地政志町長は、改正された保育士配置基準に期待を寄せつつも、「待機児童の増加につながる可能性がある」と懸念を示した。
さらに、玉那覇議員は障がい児保育に関する地方交付税措置が適切に運用されているのかについて質問した。与儀司住民福祉部長は、障がい児保育を必要とする園児の受け入れ体制は整っていると答え、今後も支援を行う意向を示した。
教職員の働き方改革についても言及された。玉那覇議員は、教職員の年休取得率や支援体制についての質問に対し、原田利明教育長は教職員の福利厚生を重視した取り組みを進めていると述べた。昨年度からのストレスチェックの結果にも言及し、教職員の労働環境の改善に向けた努力を継続する姿勢を強調した。
その後、道路の安全管理と新たに導入された道路通報アプリについての意見も交わされた。玉那覇議員は、老朽化した道路の現状を踏まえ、迅速な対策が必要であることを訴え、田仲康児建設経済部長は道路の点検と改善に向けた取り組みを reiterate。
さらに地球温暖化対策としてフロン排出抑制や炭化水素ガスの効果についても言及された。温室効果ガス削減に向けた方策が求められる中、浜元盛仁保健衛生課長は炭化水素ガスの環境への影響と安全性を考慮しながら進められるべきであるとしました。
玉那覇議員は特に有機フッ素化合物PFASの健康影響についても取り上げ、住民の健康を守るための具体的な取り組みを求めた。保健衛生課長は国の動向を見ながら、町独自の施策を検討していることを伝えた。
議会の結びとして、町民の安全を考慮した施策の必要性が全員に共通認識となり、今後も町が抱えている課題への取組が引き続き求められることが確認された。