令和2年3月9日の北谷町議会定例会において、令和2年度一般会計予算が審議された。
本年度の予算は社会保障関連に重点が置かれ、提案された予算は約50億円となっている。これにより、福祉や教育の充実が期待される。特に、福祉関連では、利用者向けの支援が向上することが示された。
また、教育関連の施策として、特別支援教育の予算も計上された。要保護児童及び準要保護児童の数が増加している中で、関係者からは広報活動を強化する方針が確認されたと述べられた。導入される新たな制度に対し、柔軟な対応が求められる。さらに、保育士の確保対策として、保育士試験対策講座や年休取得事業が実施される見通しである。
新型コロナウイルスの影響により、観光業にも影響が及んでいる。観光誘客推進事業の減額が懸念される中、観光協会や商工会が合同で対策を講じる方針であることが報告された。また、スポーツツーリズムの促進も視野に入れた施策が検討され、地域の魅力を引き出す取り組みが進められる。
議会では他にも、町営住宅のエアコン設置撤去費用や防音工事の申請について議論が交わされた。エアコンの設置撤去に関しては、故障による入れ替えを行い、地域に即した政策が求められている。特に、エアコンの故障が多発している住宅に関しては予算の確保が進められる。
また、議会では新設予定の学校給食センターの実施設計についても触れられ、具体的な計画が確認された。特に、給食センター内での厨房機器の選定に関する詳細な調査が進められており、質の高い学校給食の提供が期待されている。