令和5年第533回北谷町議会定例会が開催された。
本日は一般質問が行われ、特に宮里廣議員が提起した主要なテーマに対して多くの意見が交わされた。
宮里議員は、まず道路行政について取り上げた。具体的には「町道上勢・桃原線の道路損傷」や「路面の凸凹」などの交通安全の問題を指摘した。これに対し、田仲康児建設経済部長が、「交通安全上支障をもたらさないように修繕を進める」と述べ、早急な対応を約束した。
また、宮里議員は観光振興についても言及した。宿泊税の導入検討が話題に上がり、「最近の観光客の回復に伴い、この税は必要なのではないか」と質問した。渡久地政志町長は、「宿泊税については議論が必要」とその考えを示し、その使途についても「宿泊者の利便に資する事業に充てる」と強調した。
地域の交通対策についても議論が進み、宮里議員は新たなコミュニティバスの運行情況について伺った。運賃改定に伴い、サービスの拡充が求められている。西田由紀総務部長は、「運行日を平日及び土曜日に限定しつつ、予約方法を改善する」と答え、住民の利便性向上に努める考えを示した。しかし、運賃の引き上げには賛否が分かれているようだ。
デジタルサイネージ設置についても触れられ、現代的な情報発信媒体の活用による住民サービス向上が期待されている。いたるところで実施されている試みが、北谷町でも導入されつつあり、今後の展開が期待される。
松くい虫被害の問題も重要な懸案として挙げられ、平和之塔のリュウキュウマツについての診断を求める声が上がった。比嘉昌海福祉課長は「今後の予防策を考慮しながら対応していく」との考えを示した。
以上、様々な意見が交わされ、北谷町の発展に向けた具体的なアクションが期待される内容であった。