北谷町議会は令和2年3月18日に定例会を開催し、幅広い議題について議論を交わした。
議会では、町制40周年を迎えることに関連し、町民にPRを行う計画が話し合われた。宮里廣議員は、庁舎周辺や公共施設周辺にノボリ旗を立てることやデジタルサイネージの設置について提案し、岸本満総務部長は「効果的なPR方法と認識しており、検討を進める」と発言した。
また、旧北谷郵便局跡地の利活用の可能性も議論された。渡久地政志議員は、地域特産物を取り扱う加工所拠点の設置を提案し、根間朝弘建設経済部長は「農業や漁業の付加価値向上に向けて関係者の協力が必要」と返答した。
バス停の屋根、ベンチ設置についても言及された。現在のバス停は劣化が進行しており、速やかな設置が求められている。喜友名朝哲議員が進捗確認を行い、総務部長は「設置に向けた計画を進行中」と述べた。
さらに、米軍機騒音対策や新型コロナウイルスに関連する施策についても議論された。特に、米軍機の騒音苦情件数の増加が問題視され、野国昌春町長は「航空機騒音の問題は重要課題」と力を込めた。また新型コロナウイルスに対し、町の対策を強調し、教育委員会が児童、生徒への支援について説明した。
この定例会では、多岐にわたる議題に対する真摯な討議が行われた。