令和元年6月4日に行われた杵築市議会は、様々な問題や施策について活発な議論が繰り広げられた。
特に、宿泊施設についての提案が注目される。田原 祐二議員は、"観光客が増加する中、地域の宿泊施設が不足している"と指摘し、宿泊施設の建設を求めた。商工観光課長の内野 剛氏は、"現在、旧野上家跡地に宿泊施設を誘致する計画がある"と述べ、民間の投資を促進する意向を示した。
ふるさと産業館についても議論が行われ、施設の年間売上高と今後の課題についての質問がありました。商工観光課長は、"ふるさと産業館は現在赤字だが、今後の観光客の増加に期待している"と答えた。年々増加する観光客を考慮した政策が急務とされる。
一方、杵築市の高齢者の口腔ケアについては、虫歯や歯周病が健康に与える影響が多く取り上げられた。小俣玲子健康長寿あんしん課長は、"口腔ケアは生活習慣病と密接に関係しており、特に高齢者には重要な課題である"と指摘し、市が進める健康づくりへの取り組みを説明した。
併せて税金の滞納問題も浮上し、税務課長の都甲 靖氏が"杵築市では約2100人の滞納者がいる"と明らかにした。今後は新たな滞納者を発生させないように、対策が必要とされている。
企業誘致の重要性も強調され、堀 典義議員は"特産品の販売や観光振興に寄与する道の駅の設置が期待される"と述べた。
最後に、越橋 里美福祉推進課長は、"地域共生社会の構築へ向けて、それぞれの立場でできることを考えていく"と締めくくり、参加者全員の協力と情報共有の必要性が指摘された。