令和5年12月21日、国東市議会は第4回定例会を開催し、重要な議案の審議が行われた。
この定例会では、総務常任委員会、文教厚生常任委員会、産業建設常任委員会、予算決算常任委員会の各常任委員長から報告があり、特に予算決算の議案が注目される中、全て原案通り可決される結果となった。
総務常任委員会の萱島祥彦委員長は、昨年度の審査結果と同様に進めたことを報告した上で、地域県民の利益に資する方針を強調した。また、文教厚生常任委員会の石川泰也委員長は、学校教員の人事配置に関する請願において時期尚早との意見が出たことを示した。これに対し、吉田眞津子議員は、人事院勧告に基づく給与改定の必要性を述べ、賛成の意を表明した。
一方で、石川泰也議員は市民の生活が圧迫されている現状を挙げ、職員給与の毎年の改定には慎重になるべきだと述べ、反対意思を明確にした。
討論を経て、議案第75号から第83号までの職員給与に関する9件の議案は、賛成多数により可決された。この結果は、昨年より強化された経済対策を反映し、行政サービス向上に寄与するだろうと期待されている。
また、閉会中の各常任委員会および議会運営委員会の継続調査についても確認され、議会の透明性や効率の改善を目的としたやり取りが必要だとされる。各委員長からの要望を受け、全ての所管事務について継続調査が決定された。
こうした議論を通じ、市議会は今後も市民の声を重視した運営を行うことを示唆した。今定例会は、令和5年第4回国東市議会定例会の全ての議事が終了し、午前10時22分に閉会した。