令和6年第2回杵築市議会定例会が開会した。
議会では、出席議員が18名であることが確認され、会議は成立したと報告された。
議長の堀典義氏は、今会議の議事日程に従い、各議案について進行することを通告した。
まず、日程第1では会議録署名議員の指名が行われ、船尾はるな議員、多田忍議員、工藤壮一郎議員の3名が指名された。続いて日程第2では、今期定例会の会期を決定する議論が行われた。議長は、本日から6月26日までの22日間とする案を提示し、異議なしとの承認を得た。
次に、日程第3では議案第30号から議案第41号が一括上程され、永松悟市長が提案理由を説明した。市長は、新型コロナウイルス感染症に係る予防接種事業への予算追加、さらには国の経済対策に基づく給付金が今月から実施されることを強調した。
市長は、令和6年度の個人住民税所得割額から、納税者数に応じて1万円の減税を提案した。この減税措置は、市民の経済的負担軽減を目指しており、実施時期や詳細については市報やウェブサイトで案内される予定である。さらに、新たに個人住民税非課税または均等割のみ課税となる世帯への支給金の詳細も説明された。
また、風水害への備えとして全市民を対象とした避難訓練についても言及された。市長は、過去の大雨による災害の事例を挙げ、日頃からの備えの重要性を訴えた。市民の防災意識高揚の必要性や、いつ何が起きても対応できる体制の確立を求めた。
日程第4では、報告第11号から報告第14号が一括で議題とされ、これまでの繰越明許費についての説明が行われた。議会では、これらの報告に対して了承を得る形で議事が進められた。
今後は6月13日に再開されることが確認され、議会は散会となった。