令和6年3月5日、国東市議会の第1回定例会が開催され、議員からの一般質問が行われた。本日は、国東市の山林管理、当初予算の編成方針、地域交通網に関する質疑が中心に行われた。
国東市の山林管理に関して、萱島祥彦議員は、市有林の荒廃が進む現状を指摘し、森林環境譲与税の利用や、今後の森林整備について具体的な対策を求めた。林業水産課長の鹿上智宏氏は、「未整備森林整備委託に1,087万2,000円を計上し、林道整備事業に、来年度は約1,400万円の予算を計上している」と答えたが、萱島議員は「さらなる対策が必要」と強調した。
また、当初予算について、松井督治市長は、令和6年度の予算編成は、地域産業の活性化や子育て支援を重視しており、経済の活性化に取り組む意向を述べた。特に、観光業や農林水産業の振興について、市が持つポテンシャルを引き出す方針を示した。
地域交通網の再構築についても議論が行われ、政策企画課長の舟部正敏氏が、新たに策定した地域公共交通計画について説明した。この計画では、「安心して定住できる地域の実現」や「安全で柔軟な移動サービスの提供」を目指しており、実施中の事業内容に薄くスタートを切った様子が伺えた。
日議会では様々な課題が提示されたが、特に山林管理や予算配分については、今後の実行計画と透明性のある運営が求められている。市民への説明責任の果たし方や、各事業の進捗状況を定期的に公表する必要性も指摘されている。これらを踏まえ、国東市の今後の実施計画が市民生活にどのように影響していくのか注目される。