杵築市の１２月定例会において、農業や急傾斜地対策の重要性が再認識される場面が多く見られた。
特に、杵築市は県全体でも農業が盛んな地域であるが、その算出額は減少傾向にある。特に、特にハウスミカンは、かつては大分県一の生産量を誇っていたが、最近の生産は過去の半分以下にとどまっている。その一方で、イチゴやスナップエンドウなど新たな農作物が台頭してきている。新規就農者の育成に関しては、イチゴ学校やファーマーズスクールを通じて、農業の担い手を育てる取り組みが行われている。
また、今回は急傾斜地崩壊についても重要な話題となり、市内には８３６か所の危険箇所があることが明らかになった。耐震基準を満たさない危険なため池などの点検も行われ、実際の課題として市民の安全を守るための改修作業が進められていることが報告された。特に、今年の豪雨により被害を受けたため池の修復が急務とされている。
さらに、ペットに関する相談も多く寄せられており、飼い主への指導を通じてマナーの向上が促されている。特に犬の放し飼いやふんの放置などが問題視されており、飼い主に対しての जागरूकताが求められている。市は、これらの問題に対して県や関連機関と連携しながら、引き続き適切な対応を行っていく方針である。
防犯灯の設置については、地域の要望に基づいて新設されることが多く、ＬＥＤタイプの設置率は９７.９％に達している。今後は特に学校周辺の照明を見直す必要があると考えられており、地域の安全確保に向けた取り組みが期待される。
杵築市は今後も農業や防犯などの分野で、積極的な施策を展開し、地域の安定した発展を目指している。