令和5年9月26日、杵築市議会の定例会第3回が開催された。議会では決算特別委員会や各常任委員会による審査報告が行われ、多岐にわたる案件が審議された。
特に注目されたのは、議案第42号の一般会計歳入歳出決算認定である。決算特別委員長の阿部素也氏は、この案件の審査経過と結果を報告。委員会では、9月12日から14日にかけて行われた決算審査において、経費の節約や補助金の取り扱いについて意見交換が活発に行われたことを強調した。
具体的には、イベント実施補助金について参加者から質疑があり、近年の繰越金対策に対する取り組みが評価された。その一方で、市民から要望の多い支援金の使途について、透明性の向上が必要だとの意見もあった。決算特別委員会の報告によると、審査の結果、原案は賛成多数で可決された。
また、追加日程では議案第64号から議案第69号までの追加議案が一括上程され、永松悟市長が提案理由を説明した。議案内容には、教育長や各委員の任命に関する提案が含まれ、これらも議会の同意を得て可決された。
議員提出議案第7号では、地方財政の充実強化を求める意見書が提出され、多くの議員が賛同。急激な地域社会の変化に対応するための財政措置が求められた。特に、地方交付税の法定率引き上げや、社会保障経費の拡充を求める意見が強く支持された。
また閉会中の各委員会の継続審査や、議員派遣についても報告があり、順調に進行していることが確認された。この日の会議は、地方財政の現状を見据えた政策の必要性が強調される中、全ての案件が無事に可決され、結論へと至った。