令和2年12月18日、杵築市議会の第4回定例会が開催された。
本会議では、各常任委員会から提出された審査報告が行われた。特に、総務常任委員会の小野義美委員長は、予算議案の審査結果について報告し、議案第132号の一般会計補正予算について、原案を可決すべきとの結論に至ったと述べた。
また、議案第133号のケーブルテレビ事業特別会計補正予算についても、特に意見はなかったため、原案可決が決まった。この他、議案第140号の条例改正についても同様に可決された。
厚生文教常任委員会の阿部素也委員長は、付託された4件の予算議案と2件の条例議案について慎重に審議を行い、特に独り親世帯への臨時特別給付金支給に関する項目が注目を集めた。これにより、一般会計補正予算が可決されたことは、コロナ感染による影響を受けている家計に寄与するとの見解が示された。
産業建設常任委員会の二宮健太郎委員長も、予算案を一括審議し、特に新型コロナウイルスに関連した施策について議論が行われた。地域活性化センターの指定管理者指定や市営賃貸住宅の指定管理についても報告がなされ、市内業者への委託について懸念する意見が出たが、基本的に原案通りの可決が決定した。
次に、市長の永松悟氏が追加議案について提案した。新型コロナウイルス感染症対応の臨時交付金を使った事業の詳細が説明され、特に1億1418万4000円の補正額を必要とする経費の調整に関する内容が発表された。この補正は、テレワーク推進や子育て支援など、多岐にわたる施策を見越している。また、山香病院への訪問診療機器購入に関する予算も可決され、新型コロナ禍における医療体制の強化が求められている。
会議の最後では、閉会中各委員会の継続審査や議員派遣についてもお諮りがあり、特に市民会館調査特別委員会の委員が佐伯市へ派遣されることが決まった。議論の末、全ての議事が終結し、午前10時40分に会議は閉会された。