杵築市の令和5年度当初予算は、155億円に上り、財政健全化を目指す方針を堅持している。
新規就農者支援策として国と県のプログラムを利用し、過去5年間で32名の新規就農者が誕生したことに注目が集まっている。
特に、東京生薬協会との取り組みである生薬栽培が進展している。
無農薬でのキキョウ栽培が成功し、この結果として収穫が増加している。
また、高齢者に対して見守り活動を強化していく必要あり、市としても安否確認のシステムを更に拡大する方針だ。
移動手段がない高齢者への買い物支援や病院通院の支援も今後重要な課題であり、市ではコミュニティバスや乗り合いタクシーの運行している点を強調。
地域振興についても、第二の役場機能として住民自治協議会が積極的に運営され、課題解決に向けた活動が展開されている。
昨年、地域の祭りやイベントを通じて地元の魅力を再確認する機会が増え、これを基にした観光資源の開発も期待される。