令和3年第3回杵築市議会臨時会が開会された。
議会では主に財政健全化の取り組みが議題とされ、市長の永松悟氏が議案を提案した。
議案第88号では、令和3年度一般会計補正予算が説明された。これは市道佐田線の道路事故に伴う損害賠償金によるもので、補正後の総額は約180億円に達する見込みだという。
また、議案第89号では道路改良工事に関する請負契約の締結についても報告され、議会の承認を求めた。その背景には地域の道路環境の改善が求められていることが影響している。
さらに議案第90号、91号ではそれぞれ市道での損害賠償の決定と副市長の再任について提案され、議会にて可決された。特に、副市長の興田信一氏は、議会の同意を得て再任され、今後の市政に対する意欲を表明した。
永松市長は、財政状況の改善を逐次進めていく方針を示しつつ、今後も地方自治体の課題に取り組む姿勢を強調した。また、報告第23号及び第24号では、特別職や職員の給与の特例措置についても取り上げられ、議会での承認を得て進めることが決定した。
この臨時会は会期が1日のみであるため効率的に進行し、各議案はスムーズに審議され、採決が行われた。特に、議案第88号から第90号は原案通り可決されたが、報告第23号及び第24号に対しては一部で異議が唱えられた。それでも、最終的には多くの議員が賛成し、報告が承認された。
最後に、興田副市長からの挨拶があり、今後の市政への意気込みが語られた。全体として、本臨時会は市の財政状況とサービス改善をテーマに、重要な決定がなされる場となった。