令和4年3月、杵築市議会第1回定例会が開催され、主要な議題が審議された。
市長の永松悟氏は冒頭、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、地域の健康や経済に困難が続いていることを報告した。市内では感染者数が増加しており、医療従事者への感謝の意を表した。
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種状況についても、2月10日までに約8,000人に接種券が発送されたと説明。市内での接種体制を整備し、接種への参加を促すとした。
また、地域のガソリンスタンド維持のため、合同会社おおた夢楽を設立。ふるさと納税などで800万円を超える寄附が集まり、安定した生活基盤の重要性が強調された。本市では、消費回復を狙ったプレミアム付商品券の販売も発表された。これにより市民の生活支援と地域経済の活性化が期待される。
予算関連では、令和4年度の一般会計は172億7,000万円が計上され、前年度と同額となった。市税が前年度比3.7%増となり、景気回復に向けた期待が示されている。
特に、新型コロナウイルス対策が重視され、公共施設への感染対策物品購入や支援事業に予算が増額された。教育費も充実させ、多くの子どもたちへの支援が行われる。
会期は3月18日までの23日間と決定し、今後の議事進行が見込まれる。議案は最大で35件が上程され、慎重な審議が求められる。市は今後も新型コロナ対策に積極的に取り組み、地域の発展を目指す姿勢を表明した。