令和6年第1回杵築市議会定例会が開会した。この会議では、さまざまな重要な議題が議論された。
最初に、議長の堀典義氏が開会の挨拶を行い、能登半島地震の犠牲者に黙祷を捧げた。市長の永松悟氏は、地震からの復興支援を強調し、義援金の受付状況や市の取り組みについて説明した。
次に、日程第1の議題である「会議録署名議員の指名」では、藤本治郎議員、岩尾育郎議員、加来喬議員の3名が指名された。この後、日程第2では会期の決定が行われ、議会は本日から3月19日までの23日間と決定された。
主な議案としては、議案第1号から議案第27号が一括上程され、各議案の提案理由が説明された。永松市長は、今年度の一般会計予算が180億8,000万円に達することを示し、歳入と歳出の計画について詳細に説明した。特に、新型コロナウイルス感染症や物価高騰に対応した施策が強調された。
また、市は低所得世帯への支援として給付金を支給する計画を発表。具体的には、個人住民税均等割のみ課税世帯に対し1世帯当たり10万円を支給し、扶養している子どもに対しても追加の給付を行うとのこと。
さらに、予算案には新たな職員の採用や市営住宅の無償提供なども含まれており、被災地支援だけでなく、雇用の創出にも寄与する見込みだ。特に、子育て支援に関しては、子ども一人につき2万円の支給計画も盛り込まれている。