杵築市での一般質問が行われ、通学路、ため池、ゼロカーボンシティ、地域商社など多くの重要テーマが取り上げられた。
最初に、通学路での事故防止に関する質問があり、各学校から報告された危険箇所は全19か所であることが明らかにされた。特に、スピードを出す車が多い箇所や歩道の整備状況の改善要望が寄せられている。学校教育課の真砂一也課長が、地域と連携を取りながら子どもたちの安全を守るために、警察との連携を強化する考えを示した。
次に、自然災害に関連する質問が、特に豪雨による被害の状況に焦点を当て行われた。課長は過去のそれに対して行った調査結果を報告し、具体的には、令和2年7月豪雨では特に275㎜の降水量が観測され、大きな被害をもたらしたことが語られた。
また、豪雨に対する対策状況も説明され、市内には地域住民に対する意見をききつつ排水ポンプの設置などが進められていることもアピールした。
ゼロカーボンシティ宣言に関しては、環境基本計画に基づいて2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにするという目標が持たれているとのことで、計画の進捗状況も含め詳しい説明が行われた。市民の皆さんにはこの計画の重要性が伝えられ、広く理解されるよう促進される必要性が強調された。
その他にも、地域商社「きっとすき」についての話題では、特にふるさと納税に関する業務が効果的に推進されていることが説明され、今後の更なる地域活性化に寄与していくことが期待されるとされました。
さらに、社会福祉協議会の支援員の役割や活動内容について説明がなされたことで、地域の高齢者支援に向けた取組が市民との連携によって進められていることも分かりました。
最後に、庁舎建てかえの計画についても意見交換が行われましたが、市民生活に直結する重要な施設としてそのあり方をしっかり考慮して進めるべきであるとの認識が示されました。全体として、市が環境問題や地域活性化、通学路の安全対策について真摯に取り組み、議員からの要望や見解をしっかり受け止めさらなる具体策につなげていくことが求められていることが強調されました。