令和6年3月6日、杵築市議会では一般質問が行われ、孤独・孤立対策や予算特別委員会の設置、議案審査、請願・陳情の取り扱いについて多くの意見が交わされた。本日は特に孤独・孤立対策に関する質問に焦点が当てられ、田原祐二議員が市の状況を問うと、福祉事務所の秋吉知子氏は、単身世帯の増加を背景に一人暮らし世帯の孤立感が増していると指摘した。また、孤独・孤立対策としては相談支援を充実させることが重要であると強調した。
今後、杵築市は保健医療福祉総合計画に基づき、孤独・孤立対策を重点施策として進めていく方針を示している。田原議員は、孤独・孤立の問題における市民の認識を広め、地域での支え合いを強化する必要があると訴えた。市は引き続き、孤立を防ぐ施策に取り組む意向を示した。
また、議会では予算特別委員会の設置が議決され、議案のレビュープロセスが推進されることが確認された。請願・陳情の取り扱いについても、市民の声を反映する形で進められるとのことである。これにより市の運営に透明性が高まることが期待される。
議会の質疑の中では、決算状況や公共事業の進捗状況も取り上げられ、特に消防団の機能強化や、自衛隊との連携強化が重要視される意見が相次いだ。市長は、消防団の整備計画についても触れ、災害対応能力の向上を図る方針を示した。今後、議会の意見を踏まえ、さらなる施策の改善が求められる。