杵築市では、3月3日の議会で一般質問が行われ、財政再建や人口減少など多くの課題が議論されました。
特に財政問題では、市長の永松悟氏が、市民に対し緊急財政対策が必要であると説明しました。市長は、収入を確保するための努力も必要であり、来年度は約11億円の削減を目指しています。また、財政再建団体にならないよう、しっかりした対策を講じていく覚悟を示しました。
質問者の衞藤竜一郎議員は、市の財政危機について強い懸念を表明しました。「特に緊急財政対策に加え、収入を増やす取り組みが必要」と述べました。市長は「農業や企業誘致を積極的に進めていく」と強調しました。
さらに、人口減少問題も重要なテーマとなりました。衞藤議員は、若者が移住しやすい環境を整える必要性を指摘し、市長は「企業誘致や地元産品の魅力を訴求していく」との姿勢を示しました。
また、ふるさと納税についても言及があり、今後は返礼品の充実など、安全で多様な制度を利用して収入を上げる方針です。興田信一副市長は、制度を活用することで収入の確保を目指すと述べました。このほか、地域産業の活性化や観光資源の開発に取り組む必要性も強調され、市の持続的な発展に向けた議論が続いています。
今回の議会を通じ、士土の精神を持って市民とともに市政を進める決意が表わされ、今後の取り組みが期待されます。市民が安心して暮らせる環境作りに向け、さらなる行動が求められることでしょう。