令和3年第2回杵築市議会臨時会が5月11日に開かれ、重要な議案や選挙が行われた。
この会議では、議案第40号の一般会計補正予算が主要議題となり、永松悟市長が詳細な説明を行った。補正予算は1億7498万9000円を追加し、総額175億1292万9000円となる。新型コロナウイルス対策として、多岐にわたる施策が計画されており、特に民生費や衛生費に関連する支出が目立つ。
民生費では、子育て世帯への生活支援として放課後児童クラブの保護者負担金全額免除が計上された。衛生費においては、ワクチン接種の支援や感染予防物品の整備にかかる費用が盛り込まれた。これに関して、永松市長は新型コロナウイルス感染症への対応を強調した。
一方で、投票行動においては、日本共産党の加来喬議員が一般会計補正予算に対して反対の立場を表明した。彼は、特定の予算が新型コロナ対策として不適切であると指摘し、市民生活を支える直接支援にこそ資金を投入するべきだと述べた。
さらに、議長の辞職と新しい議長選挙が行われ、藤本治郎議員が新議長に選ばれた。彼は市民生活の守護を第一に考え、市民と議会が一体となって住みよい市を目指したいとし、改めて市議会の結束を呼びかけた。
副議長には泥谷修議員が選ばれるなど、议会の動きが活発に行われた。議席の変更や常任委員会、議会運営委員会の構成も決定され、議会の機能強化が図られている。
最後に、議会活性化特別委員会の委員選任も無事に終了し、議会としての意志を一層強化する動きが進められている。今回の臨時会は、新型コロナウイルスへの対応と市議会の整備が一体とされた重要な内容が盛り込まれていた。