令和5年5月10日、杵築市議会臨時会が開催された。この会議では新議長の選挙が行われ、堀典義議員が選ばれた。
堀議員は議長としての挨拶の中で、議会の審議の促進や執行部に対するチェック機能の強化について言及した。議会改革に関する方針も示され、議員数の見直しが議論される必要があるとし、次期選挙に備えた検討も求めた。
また、副議長には阿部素也議員が選出され、引き続き執行部との協力を強調した。阿部議員は、「杵築市発展のため、一生懸命取り組みたい」と呼びかけた。
この臨時会では他にも複数の選挙が行われ、別杵速見地域広域市町村圏事務組合議会議員に小春稔、加来喬、岩尾育郎、小野義美、泥谷修、工藤壮一郎、多田忍の7名が選ばれ、杵築速見環境浄化組合議会議員には2名が選出された。さらに、報告第11号から報告第23号の議題では、予算関連の専決処分について審議が行われ、承認された。
市長の永松悟氏は、杵築市議会議員選挙で当選した議員に祝辞を述べ、執行部と議会の連携を強化することを忘れず、今後の市政運営に努める意向を示した。市民生活の向上や地域経済の発展についても言及され、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復も確認された。
新しい体制での議会運営が今後どのように進められていくのか、より良い杵築市の実現に向けて期待が寄せられている。議会は2時3分に閉会し、今回の会議は順調に終了した。