令和3年第2回杵築市議会定例会が開催された。
議会には17名の議員が出席し、議会の成立が確認された。議長である藤本治郎議員が「令和3年第2回杵築市議会定例会を開催いたします」と宣言した。
まず、会議録署名議員の指名が行われ、田原祐二議員、堀典義議員、田中正治議員が選任された。続いて、会期に関する議題に移り、会期は6月3日から18日までの16日間とすることが決定された。これに異議はなかった。
日程第3では議案第42号から51号が一括上程され、市長の永松悟氏が提案理由を説明した。今回の補正予算は市の一般会計において、COVID-19の影響を考慮した事業継続支援や地域経済の回復を目指した内容が盛り込まれている。特に、10万円の事業継続特別給付金の支給が強調された。
永松市長は「地域経済の早期回復に向けて最大限努力する」と述べ、市議会において慎重な審議が求められることを強調した。また、ワクチン接種についても進捗が報告され、「65歳以上の方の接種が約8割完了しており、希望者全員が7月末までに接種できる見込みだ」との見解を示した。
さらに、議案第45号では行政手続における押印制度の見直し、議案第46号では手数料条例の一部改正について説明がなされた。議案第51号の市道の路線変更についても言及され、今後の議会での審議が期待されている。市は、地域の歴史的風致を維持向上させるための協議会設置に関する議案も提出している。
この定例会では、報告第11号から第13号に関する繰越計算書も紹介された。令和2年度の予算の一部が令和3年度に繰越されることが報告され、議会に了承された。次回の議会は6月8日午前10時から再開される予定である。