令和5年12月定例会（第4回）が杵築市議会で開催された。
議会では、会議録署名議員の指名、会期の決定などが行われた。
それに続いて、議案第70号から議案第90号に関する提案理由の説明が行われた。市長の永松悟氏は、物価高騰に伴う国の経済対策について言及し、減税の方向性について説明した。この減税は、納税者及びその扶養家族1人につき、所得税が3万円、個人住民税が1万円となる見込みで、2024年から開始される。これによって、賃金上昇を受けて国民の負担が緩和されると期待されている。
議案の中には、令和5年度各会計の補正予算が含まれており、一般会計補正予算は約8億円の増額が提案された。特に民生費や教育費に焦点を当てた支出が含まれており、その中には医療費助成が増加する内容も盛り込まれている。こうした補正予算は、コロナの影響を受けた実績に基づき、正確な評価がなされている。
また、議案第71号から第90号にかけて、特別会計の補正予算案や条例改正に関する提案も含まれており、会議中に慎重に審議された。特に、議案第76号から第84号では、市の条例を見直し、最新の法律に対応した改正が求められている。
会期は12月22日までの18日間と決定され、今後の議会でさらなる討論が継続される。今回の定例会では、文化の伝承をテーマにした「着物議会」の開催についても議論され、議員らの賛同を得たことが報告された。