令和4年9月、見附市議会の定例会において、繊維業界や農業分野、広報宣伝活動、医療・介護について様々な意見や提案が出された。特に、見附市の繊維業界は地域ブランドとしての重要性が高く、地場産業の発展が期待されている。市長は、地域力創造アドバイザーを委託し、支援策の強化に取り組む意向を示したが、火災によって影響を受けた企業への復旧支援が急務であるとの声もある。これに対し、市ではニット産地復旧支援事業を補正予算で計上し、受注回復を図る計画が進められている。このことにより、地域のニット産業の再生を目指す一方、観光物産協会や商工会との連携が重要である。また、農業分野では、ニラや栗などの地域ブランドを活かしているが、さらなるブランド力向上のため、地元の飲食店とのコラボレーションや新たな販路開拓が求められている。
また、見附市内には人工透析が受けられる病院がなく、患者は市外へ通院する負担がかかっている。市は支援制度をある程度整えているものの、さらなる拡充が必要との声が上がっている。これに対し、訪問診療の実施や医師の確保に向けた取り組みが進められつつあり、地域医療の充実が期待されている。
広報活動については、見附市の知名度向上が重要視されており、シティプロモーション動画「明日を、みつけに」は、市民に対するアピール活動として大きな役割を果たしていると言われている。今後はターゲットを絞り、特に若い世代やUターン層に対するマーケティング戦略の強化が求められる。