令和元年第4回見附市議会定例会が12月17日に開催された。
今回の議題には、地方公務員法及び地方自治法の改正に伴う条例整備や、見附市特別会計の補正予算が含まれている。特に、久住市長に関する公費の問題が議会で大きな取り上げられ、意見が分かれる場面が見られた。
久住市長は、交通費の二重支給を認めた上で謝罪し、適切な処理を行う意向を示した。しかし、久住市長に対する批判は根強く、特に公費の使途に関する意識不足について指摘がなされた。大坪正幸議員は、交通費の支給について市民感覚から逸脱している点や、近年の公費の使い方に疑念を示し、議会での決議を求めた。
「政治は市民の幸せのためにあるべきだ」と大坪議員は強調し、市長に対して謙虚な姿勢での市政運営を求めた。これに対して、他の議員からは市長の活動に理解を示し、公費の使途が適切であるとの意見も相次いだ。
また、発議第3号では天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議が提案され、全員一致で可決された。
この議会では、全14件の議案が一括して審議され、議事はスムーズに進行した。中でも議第73号から第86号までの議案に対しては、いずれも妥当と認められ、原案が可決された。議員の活発な意見交換が行われる中、特に久住市長に対する監視の目は厳しかった。
また、経済と生活に根ざした公費の適切な運用が求められていると改めて認識される結果となった。市民の信頼を得るためには、今後も透明性を持った市政運営が必要であるとの意見が多く聞かれた。このような中で、見附市の今後の政策に注目が集まることが予想される。