令和5年第2回見附市議会での一般質問では、インボイス制度の導入やインフラ整備に伴う影響について多くの意見が交わされた。
まず、インボイス制度について、市内の事業者に影響を及ぼす可能性があると指摘された。制度に対する理解度が低い未登録の事業者が多く、地域経済に与える影響について考慮する必要があると述べた。見附市では、商工会と連携し、制度の周知を進める方針が示され、特に個人事業主へのサポートが強化されることが期待される。
次に、下水道事業に関しては、公害や老朽化による課題の解決が急務とされている。特に、見附処理区の老朽化した設備の対応が話題になり、現在の職員体制での対応が可能かどうかの疑問が提起された。統計によると、見附市の下水道担当職員数はかつてのピーク時の6割に減少しており、このままでは十分な維持管理が難しいのではないかとの懸念が表明された。在庫管理や長寿命化計画の検討が進められ、ストックマネジメント計画の承認が急がれる。
また、地域コミュニティにおける役割が強調され、住民相互の支え合いを促進する施策が求められている。農福連携による障害者の就労機会拡大も提唱され、高齢者の参加が期待される。見附市の障害者雇用についても法定雇用率の達成が進んでいるが、さらなる施策の強化が求められていた。
さらに、葛巻資源回収棟の効率的運用についても意見が交わされ、多くの利用者がある一方、交通の安全面での改善が必要との声があがった。特に、入り口と出口の動線の分離や、ドライブスルー方式の採用などが提案され、さらなる改善策の実施が求められている。
委員会では、市民の安全や健康を保つための施策が求められており、見附市が持続可能な地域社会を構築するための努力が必要であると強調された。地域経済の活性化、障害者雇用、インフラ整備は見附市にとって不可欠なテーマとして、今後も注視が必要とされている。