見附市議会の令和3年第2回定例会が6月15日に開催され、市長交際費や柏崎刈羽原発の安全協定等が議論された。
当日は15名の議員全員が出席し、一般質問が行われた。まず、11番の渋谷芳則議員が市長交際費の適正かつ公正な支出について質問した。渋谷議員は、交際費が公用目的に適したものであることを求め、市がその支出内容を市民に明確に示す必要性を強調した。市長交際費は、行事参加にかかる経費などが含まれるが、これがどのような基準で支出されているのかを追及した。渋谷議員は、市長自身が支出時に公務と私的な交際支出をどのように判断しているか、具体例を挙げて明確な答弁を求めた。
次に、柏崎刈羽原発周辺自治体の安全協定の在り方についても質問があった。渋谷議員は、日本の原発事故の多発を背景に、福島第一原発事故以降の住民の安全確保の重要性を訴えた。市長は、原発再稼働に際して地元住民への説明責任を強調し、議員研究会が行ったアンケート結果を踏まえ、安全対策が進められる必要があると述べた。
新型コロナウイルス対策についても議論された。髙橋健一議員は、感染拡大防止策として、医療従事者に感謝を述べ、ワクチン接種の進捗について質問した。また、市内でのPCR検査や支援策についても触れ、より具体的で迅速な改善策が求められるとの意見があった。