令和元年12月11日、見附市議会において定例会が開催された。主要議題の一つとして、瑞祥橋の架け替え工事の進捗状況が報告された。
現在、予定されていた工事完了が令和4年3月に延長されている。工事の遅れは、河川内での仮設工の設置や撤去に想定以上の時間がかかっていることが理由だ。このため、新たな橋の完成が待たれる中、少なくとも安全な通行を確保するための対策が求められている。
また、議会では新県道における消雪パイプの設置に関する要望も上がった。現在のところ、県は幅員が広く機械除雪が可能な道路については消雪パイプの設置を行わない方針を示しているが、市民からは事故の危険性や通行者の安全を考慮し、設置を強く求める声が上がっている。市としても、交通安全を確保するため、県に対し要望を提出していく意向が示された。
次に、大江用水の県営かんがい排水事業についても議論された。事業の目的は、老朽化したインフラの改善と、周辺の居住地域の浸水被害を軽減するものだが、計画には雨量168mmへの対応はなされているものの、記録的大雨時の効果がどの程度発揮されるのか不安視されている。実際のトラブルを踏まえた上での計画見直しも必要であろう。
さらに、県道と市道の交差点における信号機設置についても懸念が示された。交通量の増加により、通行が危険な状況が続き、近隣住民からも要望が噴出している。まずは、地元からの要望書が必要とのことだが、今後も市が主体的に働きかけを継続していく方針が確認された。
最後に、地域の教育の進展について取り上げられた。学校での教育環境を向上させるため、多方面からの取り組みが進められている。特に、スクールアカウンタビリティーの実施が明示され、多くの市民参加のもとで子供たちに未来を安心して委ねる取り組みがなされている。こうした努力は、見附市内の学校間で相互に刺激し合い、さらなる良い環境づくりへと繋がると期待されている。
市は今後もこうした取り組みを重視し、地域に根ざした施策の実施を進めていくこととなる。教育施策の充実や、社会全体で子どもを守るという姿勢は、未来への投資として重要視されるべきであろう。