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見附市議会でがん患者支援と駅周辺整備について討議

令和5年第2回見附市議会では、がん患者支援や見附駅周辺整備事業について活発な議論が行われた。市民の健康維持に向けた対策が重要視されています。
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令和5年第2回見附市議会定例会では、がん患者支援に関する質問や見附駅周辺整備についての議論が行われた。

公明党の重信元子議員が、がん患者支援としてのアピアランスケアについて発言した。重信議員は、見附市が健康診断の受診促進や健康運動教室を通じて市民の健康を支えていることに触れ、がん対策の重要性を訴えた。特に、アピアランスケアの必要性についても言及し、隣接する長岡市や新潟市が導入している支援制度に対抗し、見附市でも独自の補助制度を設ける必要があるとの考えを示した。

それに対し、健康福祉課長の小此鬼明氏は、がん検診の推進に取り組んでおり、受診者数が増加傾向にあると述べた。国のがん対策推進基本計画に基づき、がん患者が社会で安心して生活できるよう、がんとの共生を重視した施策を検討していることを明らかにした。

次に、重信議員は見附駅周辺整備事業についても意見を述べた。現在、駅周辺では駐輪場と東口ロータリーの工事が同時進行中で、駅利用者の利便性に関する懸念が示された。工事車両の出入りや利用できる場所の制限から不便が予想されるため、情報提供や意見聴取を通じて市民に不便が生じないよう配慮を求めた。

都市環境課長の遠藤拓央氏は、工事期間中の安全と利便性について、バスやタクシーなどの公共交通の利用促進を図ることを強調した。また、交通 島の設置を通じて雪対策も考慮し、気候変動に対しての準備が重要であると述べた。

さらに、地域課題解決のための新たな施策も話題にのぼった。地域力創造アドバイザー事業と地域課題解決ソーシャルベンチャー事業が取り上げられ、議員からの質問に対し、市の取り組みの進捗状況や今後の見込みについても回答があった。市長の稲田亮氏は、地域の課題解決に向けて連携を強化し、市民や関係団体との良好な関係を築くことが重要であると述べた。今後の展開が注目される。

全体を通じて、見附市は医療や街づくりの分野で市民のニーズに応えつつ、地域全体を支えていけるよう努力していることが確認された。市民参加を重視し、豊かな地域づくりを目指していく姿勢が見える議会であった。

議会開催日
議会名令和5年第2回見附市議会定例会
議事録
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