令和3年3月9日、見附市議会の定例会で、雪に関する質問や地域経済活性化の施策が活発に議論された。特に、雪下ろし作業中の転落事故や、デジタル教科書への対応については多くの関心が寄せられた。
まず、雪下ろし作業中の事故について、健康福祉課から過去5年間の事故の発生件数が報告された。23件の転落事故があり、その中には死亡事故も含まれていた。市は、事故防止対策として、雪下ろし作業に必要な命綱の固定器具「アンカー」の設置費用の補助制度を検討している。この制度は、他の豪雪地帯で行われているが、見附市は対象外であるため、市から県に対して要望をする方針だ。
次に、デジタル教科書の導入についても注目を集めた。市ではGIGAスクール構想に基づき、英語教科書のデジタル化に進めているが、国からの情報を待っているところである。特に、デジタル教科書は全教科への展開を目指す動きがあり、今後の進捗が期待されている。
また、経済的支援策についても言及があった。市独自のプレミアム付商品券などの消費喚起策が展開され、多くの市民に利用されているとのことだ。この取り組みによって市内の飲食店や小売業は活気を取り戻しつつあるようだ。