令和5年第4回見附市議会定例会が12月20日に開催された。
議会では、見附市重大事態対策委員会及び見附市重大事態再調査委員会設置条例など、22件の議案が一括で審議された。議案は各常任委員会で慎重に審査され、原案通りの可決が決定された。
特に、見附市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の改正案は注目を集めた。馬場 哲二議員はこの改正に反対の立場を表明し、「異常な物価高騰の中で、市民の生活が厳しい状況にある」と指摘した。しかし星野 雄哉議員は、「議員報酬の引き上げは議会の活性化に必要不可欠」とし、賛成意見を述べた。
また、令和5年度見附市一般会計補正予算の提案もあり、約4,500人の中学生以下の子どもを対象に、臨時給付金が2万円支給される。これは、エネルギーや食料品の価格高騰により経済的負担を軽減する目的で行われるもので、早期の給付が期待されている。
さらに、国への意見書として「刑事訴訟法の再審規定の改正」を求める発議も行われ、冤罪問題に対する意識が高まっていることを示している。