令和5年第1回定例見附市議会が3月7日に開催された。
本議会では、「請願第1号の取下げについて」及び「一般質問」が主なテーマであった。
特に重要とされる一般質問の中で、デートDV(デート・ドメスティック・バイオレンス)についての認識の必要性が市民、教育界での重要な課題として浮上している。最近の調査によると、若者の間でデートDVの実態が明らかになっている。この実情に市の教育委員会では、教職員が認識し、適切に教えることが急務だとされている。
特に、中学校の授業での予防教育が重要であり、デートDVに関する知識を子どもたちに広め、コミュニケーションスキルを育むことが必要とされていると、佐々木志津子議員が強調した。
加えて、見附市は奨学金制度を通じて地域の若者の支援を行っており、財政状況から奨学金の返還に対する支援を拡充することが必要だとされている。過去10年の奨学金利用実績を分析し、現行制度の見直しが求められている。また、企業と連携した返還支援制度の導入での地域活性化の可能性も示唆されている。
他にも、「地域課題解決ソーシャルベンチャー事業」が推進されており、民間企業の力を取り入れた新たな試みが計画されている。この事業の目的は、市が抱える地域課題に対して、新たな事業形成や活性化を目指すものである。
見附駅周辺の再整備計画についても議論が交わされた。駅の機能強化と周辺エリアでの賑わい創出が求められており、今町商店街やその他の地域との連携を図りつつ、地域としての一体感を持つまちづくりが目指されている。今後のビジョンとして、駅周辺をどのように活性化していくのか、またそのためにどのような施策が必要かという点が、大きなテーマとなっている。ここでも、商業施設の誘致と市民の利便性向上が呼びかけられている。
議会全体を通して、将来的には市の成長と発展の観点を踏まえた議論が続くことが期待され、特に子どものデートDVについての理解促進がこれからの重要な課題になると考えられている。