令和4年12月1日、五泉市議会において定例会が開催された。主な議題は市の会期や予算案、そして市政に関する質疑が中心であった。
第1に、会期日程については本日から16日間となり、議員全員の異議なく決定された。議長の林茂氏は、議長報告として監査結果や教育事務の管理状況について報告した。
続いて、監査報告が行われ、監査委員による出納や定期監査の結果が全会議に配布された。また、教育に関する事務の管理状況に関する評価報告も行われた。
その後、橋田小学校区の中学校進学先についての当局報告があり、田邊正幸市長は、五泉北中学校への進学一本化に向けた経緯を説明した。地元住民への説明会や意向調査の結果を受けた対策が強調され、今後も児童が円滑に進学できるよう準備が進むと述べた。
第5目の議第107号、令和4年度五泉市一般会計補正予算についても上程され、新型コロナウイルス感染症への対策としての肥料コスト低減支援事業について報告され、無事可決された。
次に、市政一般に関する質問が行われ、その中で具体的な施策、特に新型コロナウイルスの影響への対応が広く議論された。特に阿部周夫議員は感染状況のデータを基に、県全体の感染拡大の影響を指摘し、母子の健康や過去の教育施策について質問を行った。
さらに、教育委員会の井上雅夫学校教育課長が、学校での感染対策や教育活動について具体的な取り組みを詳述した。質疑の末、参加した議員からの関心を集めたのは、特に子供たちの心理的健康に関する問題であり、教育長はこの点を意識して対策を取る必要があると強調した。
最後に、羽下議員は公共交通の見直しを求め、今後の施策に対するリーダーシップの強化を市長に要望した。議会全体からは市民の期待に応えるように、具体的な行動計画の策定が求められる内容の質疑が展開された。