令和4年第3回五泉市議会定例会が3月18日に開催され、様々な議題が提出された。
重点的に審査されたのは、各種総合整備計画や条例改正、さらに令和4年度の一般会計予算に関する案件である。特に注目されているのは、消防団員の定員や服務に関する条例改正であった。出席した議員からは「消防団の定員は807名で、実際の団員数が708名であることが明らかとなった。100名以上の定員割れについて、どのような対策を講じているのかが問われ、人口減少が影響しているとし、団員勧誘に努めているとの説明があった」との発言があった。
令和4年度一般会計予算についても議論が交わされた。市の一般会計予算案は誰一人取り残さない社会実現のための新市政のもと、経常的な支出や市民生活への影響を踏まえて計画が進められた。市長の田邊正幸氏は、これまでの事業を踏襲しつつも新たな施策にも力を入れる方針を示した。
新型コロナウイルスの影響を受けた議論も盛んに行われ、「ワクチン接種の進捗や感染状況が報告され、現在も厳しい状況にあることを共有したうえで、今後の対策にも細心の注意を払う必要がある」との意見があった。特に、ワクチン接種率の向上を図るためには市民への啓発活動が重要視されている。
また、ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議案や、国に対して地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書も可決された。これらの決議は、市民が求めるサービスや市の安全、安定を確保するための重要な施策とされる。