令和元年第4回五泉市議会定例会において、市民の安全を守るための防災計画や教育環境の整備が議題となった。
特に、防災対策の重要性が強調され、雪おろし補助事業の拡充が求められた。これには高齢者や障害者だけでなく、地域のすべての市民に対しても考慮されるべきであると意見が集まった。報告によれば、過去には雪おろしによる事故があったことも確認されており、この制度の見直しが必要であることが指摘された。
次に、北五泉駅の管理運営についての質問があり、議会では人が常駐しない運営の懸念が表明された。現在の状況によれば、市内の駅の中で人が常駐するのは五泉駅のみであり、他の駅は無人で運営されている。市民には利便性を考慮し、再考を求める意見が多く寄せられた。
さらに、道路の整備についても議論された。複合施設に隣接する道路整備が進められつつあるが、渋滞を招く可能性があるため、十分な計画が重要であるとの意見があった。特に、右折レーンや大型車の通行を考慮した設計が求められている。
また、五泉市の公共交通について、村松地域へのアクセス改善が必要との声もあった。新病院の開業に伴う交通対策として、利用者の利便性を高めるためのバスの路線見直しや、乗り継ぎ施設の整備が求められた。
最後に、五泉市の社会教育関係団体に対する補助の見直しについて、今後利用者のニーズに基づく柔軟な対応が必要という観点から、無料利用の実現が求められた。市は活動を展開する団体への支援を強化することが重要であると認識されている。ただし、受益者負担の原則とのバランスを取ることも求められ、今後の検討が課題となった。
このように、五泉市では防災、教育、公共交通、社会教育の各分野での課題が浮かび上がり、これらを市民視点で考えていく必要があると認識されている。