令和4年2月28日に開催された五泉市議会第3回定例会では、市政一般に関する質問や様々な議案について審議された。特に鈴木良民氏の一般質問では、村松地区の住居表示の遅延や国道290号と県道村松田上線の道路整備の重要性が強調された。
村松地区の住居表示については、鈴木氏が平成25年の議決後9年間進捗がないことを指摘。住民の意向を尊重し、準備委員会の設置や住民説明会の開催が求められた。田邊正幸市長は、住居表示整備事業の再検討を行う意欲を示した。
次に、道路整備に関する質問では、国道290号線の馬下橋架け替えについて言及された。鈴木氏は、高速料金削減のための道整備が重要であるとし、この地区の道路幅拡幅やトンネルの整備を求めた。市長は国道290号や県道村松田上線の重要性を認識し、整備を進める方針を示した。
さらに、携帯電話の通話不能地域についても取り上げられ、鈴木氏は災害時の迅速な対応のために、通信インフラの強化が必要と訴えた。市長は緊急時の連絡方法を検討する姿勢を示した。
また、議案審議では、いくつかの総合整備計画の策定に関する議案や、個人情報保護条例、職員の育児休業に関する条例の改正が提案された。特に育児休業に関する条例改正は、非常勤職員の取得要件緩和に関連し、育児休業を取得しやすい環境作りが進められることになる。
なお、予算案では、一般会計予算を含む各種予算案も審議され、地域の課題解決に向けた取り組みが引き続き求められていることが浮き彫りとなった。