令和元年9月12日の伊那市議会定例会が開かれ、複数の重要なアジェンダが議題となった。中でも特に関心が集まったのは、伊那街道の復元についてと、市道野底手良線の改良である。この伊那街道は、東山道から発展し、真実の伊那谷を通る重要な歴史の道として市民に愛されてきた。歴史を生かすこの地点の改修は、地域活性化に向けた重要なステップとなると、多くの意見が寄せられている。
市長はこの伊那街道の復元に向けた取り組みを支持し、県と連携して進めていく方針を示した。伊那市内外からの多くの旅人を迎え入れ、また地域の顔ともなるべきこの歴史ある街道の復元は、地域経済の振興にも寄与することであろう。
さらに、市道野底手良線の改良についても言及した。市民にとって、この道は伊那中央病院へのアクセスに欠かせない存在であり、多くの市民がこの改良に期待を寄せている。市長は道の改良が市民の生活向上に直結することを強調し、計画的な施工を進めることを約束した。
一方で、日米貿易交渉により、伊那市の農業は大きな影響を受ける恐れがあると、JA上伊那からの意見も踏まえさらなる警戒が必要であると市長は述べた。特に、農産物に対する輸入関税の引き下げが進められる中、農業者の経済的脅威が顕在化している。市はこの問題に対する監視を強化し、農業者との連携を密にすることで、地域経済を守る方針でいる。