令和4年3月18日に伊那市議会全員協議会が開催された。
この会議では、組織改編や公共施設の管理計画など、重要な報告が数件行われた。
特に気を引いたのは、「はるの高校伊那駅伝2022大会」の開催に関する説明だ。文化スポーツ部長の宮下宗親氏が議題に挙げ、3月20日に実施されることを明らかにした。大会には男子86校、女子37校が出場予定であり、コロナ対策を講じた上で、テレビ放送も行われるという。
また、伊藤博徳総務部長による公共施設の管理計画についての報告も影響が大きいと考えられている。この計画は、施設の統廃合や長寿命化を進め、市の財政負担の軽減を図るものであり、特に空き施設の有効活用が課題になっている。
「具体的には集会所などの地元への譲渡を考えている」と重盛巧財政課長が発言し、地域住民と連携して課題を解決する方針を示した。
さらに、上下水道料金センターの営業時間を見直す報告もあった。今後、営業時間は月曜から金曜の午前8時30分から午後5時15分に縮小され、土曜日の営業が廃止される見込みだ。北野浩幸水道業務課長がその理由を「来所者数が少なく、効率化を図る必要がある」と説明した。
一方で、松澤浩一保健福祉部長からは新型コロナウイルスワクチン接種の現状も報告された。接種率は82%とされており、特に5歳から11歳の子供への接種が進められている。接種券が送付される予定だと河上千鶴子ワクチン接種対策室長が述べた。
さまざまな Themaが進行中である中、議会における合意形成が不可欠で、引き続き地域課題に向き合っていく姿勢が求められる。