令和3年1月26日、伊那市議会全員協議会が開催され、主に新型コロナウイルスワクチン接種の進捗と小黒川スマートインターチェンジの利用状況についての報告が行われた。
この日の全員協議会では、白鳥孝市長が挨拶し、ワクチン接種に関わる準備状況を説明した。市長は、「国によるワクチンの承認後に速やかに接種を開始できるよう体制を整えている」と述べ、伊那市でも秘密の病院との調整を行い、接種に向けた準備を続けていると強調した。
松澤浩一保健福祉部長によると、接種は高齢者が優先される見込みであり、伊那市では約2万1,000人が対象になるという。具体的な接種スケジュールは、2月に医療従事者を対象とした先行接種から始まり、3月中旬以降には高齢者向けの接種が計画されている。対象者には接種券が送付され、具体的な体制整備が進められている。
また、佐野勇建設部参事が小黒川スマートインターチェンジの利用状況を報告。開通から3年が経過し、総利用台数が約254万台に達していることを説明した。平均利用台数は約2,100台という。環状南線の開通も予定されており、令和3年3月28日には全線が供用開始される見込みだ。
さらに、議会では今年のさくら祭りについての質問も出され、竹村和弘商工観光部長は感染状況を注視しながら、実施に向けた準備を進める意向を示した。コロナ禍を考慮しつつ、早めの判断を行うことが求められる。全体として、会議は情報共有と具体的な施策の進捗確認が中心となった。
最後に、飯島進議長が会議の終了を告げ、協議会は午後4時15分に閉会した。議員たちは新型コロナの影響とその対策について引き続き注視していく必要がある。