令和5年6月23日、伊那市議会全員協議会が開催され、重要な報告が行われました。
主要議題としては、伊那市総合防災訓練やモバイル公民館の運営、ロボティクスとウェルフェアの推進プロジェクト、農業に関する地域計画の策定、観光会社の経営計画、そして公園の再整備が挙げられました。
白鳥孝市長は、伊那市総合防災訓練について報告しました。2023年9月3日に実施予定で、東春近地区を主会場に大雨を想定した訓練を行うとのことです。この訓練では、地域ごとの避難行動や要配慮者への支援が検証されることになります。さらに、実施に向けて関係団体と詳細を検討中と記されていました。
次に、飯島智企画部長からは、モバイル公民館の運用についての説明がありました。このサービスは自流活動が難しい住民向けに展開され、車内での生涯学習サービスを提供することを目指しています。
また、ロボティクス×ウェルフェア推進プロジェクトについては、埋橋進危機管理監が発表。これは高齢者の自立支援をするもので、脳信号を利用した装着型サイボーグ「HAL」を導入して個別トレーニングなどを行っていることが示されました。
農林部の柴公人部長は、地域計画の策定について言及しました。この計画では、地域の農業の将来像を定めることが重要視されており、法定化がされたことが報告されました。意見を募る取組みが進められ、地域での話し合いの重要性が強調されました。
観光部参事の下平明彦氏は、伊那市観光株式会社の経営計画の途中経過について明らかにしました。観光客の満足度向上を目指し、各種計画が策定されているとのことです。
鳩吹公園の再整備基本構想については、橋爪豊建設部長が発表しました。老朽化が進む公園の魅力向上のため、今後の工事は民間の力を借りる方向で進めると説明がありました。
議会は今後の活動についても議論中であり、追加の質問や要望が多く寄せられました。特に地域計画の策定には、多くの参与が求められることから、各自の協力が必要とされています。