令和3年8月27日、伊那市議会全員協議会が開催され、様々な重要事項が報告されました。
議会では、ぐるっとタクシーの運行エリアの拡大や路線バスの運行見直しの件が取り上げられました。企画政策課長の三澤豊氏によると、タクシーは新たに竜東・美篶・手良地区及び高遠町地区に拡大し、令和3年9月1日からプレ運行を開始する見込みです。これにより、市街地を除く地域の住民も利用可能となります。また、運行地区として南箕輪村の一部も法律の下で実施される予定です。
次に、伊那市SDGs未来都市計画についても説明があり、同じく三澤氏が資料を用いて今後の計画を示しました。伊那市が国家のSDGs未来都市として選定されたことを踏まえ、持続可能で輝かしい未来を目指すための取り組みが強調されました。この計画により、地域課題の解決や低炭素社会の実現に向けた具体的な目標が掲げられています。
また、横山バイクパーク整備事業については、生活環境課長の篠崎和博氏が進行状況を説明しました。パークの整備においては、工事請負費の補正予算が提案されており、さらなる地域の活性化が期待されています。整備後は、地域住民や観光客が集まる場所としての役割が目指されています。
続いて、小規模園のあり方について、保健福祉部長の松澤浩一氏が説明を行い、地域ニーズに沿った保育環境の確保が強調されました。今後は新たな基準に基づき、地域の実情を反映した保育環境整備が進められる見込みです。
新型コロナウイルスワクチンの接種状況に関しては、河上千鶴子ワクチン接種対策室長が現状を報告し、接種率の向上策が挙げられました。特に高齢者の接種状況が良好である一方で、全体の接種完了に向けた取り組みが進行中とされています。
さらには、プレミアム商品券発行に関する報告もあり、商工観光部長の竹村和弘氏がその概要を説明しました。プレミアム商品券の発行によって、市民の消費意欲を喚起することが期待されています。
最後に、屋外広告物条例の制定については、伊藤一真都市整備課長から地域の景観を考慮した新たな規制内容が提示されました。市民や事業者との協力を得ながら、景観形成に寄与する条例が期待されています。
今後、これらの計画や施策の推進が、伊那市の更なる発展に寄与することが期待されています。