令和4年5月に伊那市議会臨時会が開催され、議会の新たなスタートが切られた。
議長選挙や議会運営に関する重要な議題が取り上げられ、各議員が選任される中で、白鳥敏明議員が議長に、野口輝雄議員が副議長に当選した。
市長の挨拶では、4期目を迎えた市政について具体的な施策が語られた。白鳥孝市長は「市民の皆様の声をしっかり受け止め、誠心誠意努める所存」とした上で、福祉施策に言及した。「誰一人取り残さない市政運営」を目指し、全市民が安心して暮らせる環境を整備することへの決意を表明した。
また、市長は新型コロナウイルスによる影響に触れ、「貧困などの問題が顕在化している現状」を重く受け止めていると強調した。持続可能な社会を実現するため、「現場主義」で市政を運営する意向を示した。
議長選挙では、出席議員21名の中から白鳥敏明議員が議長に選ばれ、「市民の声に真摯に耳を傾け、市政に反映したい」との考えを述べた。一方、副議長選挙では野口輝雄議員が選出され、「しっかりとした議会の補佐役を目指す」との決意を示した。
臨時会では議会運営についてもとりあげられ、選任された常任委員や議会運営委員に対し、これからの役割について具体的な指示があった。各委員会の正副委員長が選出され、日程は順調に進行することが期待される。
本臨時会の会期は2日間とされ、より良い議会運営が求められる。市民との対話を重視し、伊那市の未来に向けた重要な決議がなされることに期待が寄せられている。